日本語版に寄せて 序文 1 章 導入 歴史 現状 2 章 さあ始めましょう まずは周りを見渡すことから 手持ちのもので始めよう ライセンスの選択と適用 うまく引っ張っていく 広報 3 章 技術的な問題 プロジェクトに必要なもの メーリングリスト バージョン管理 バグ追跡システム IRC - リアルタイムのチャットシステム RSS フィード Wiki ウェブサイト 4 章 プロジェクトの政治構造と社会構造 プロジェクトが分裂する可能性 優しい独裁者 合意に基づく民主主義 すべてを記録しておく 5 章 お金に関する問題 プロジェクトへの関わり方 開発者を長期に渡って雇用する 企業の人間としてではなく、個人として振る舞う 動機を隠し立てしない 金で愛は買えない 契約する プログラミング以外の活動を支援する マーケティング 6 章 コミュニケーション 書いたことがすべて 陥りがちな罠 扱いにくい人たち 巨大化への対応 バグ追跡システムでは議論しない 宣伝・広報 7 章 パッケージの作成、リリース、日々の開発 リリースに番号を付ける リリースブランチ リリースを安定させるプロセス パッケージング テストとリリース 複数のリリースラインを管理する リリースと日々の開発 8 章 ボランティアの管理 ボランティアを最大限に活用する 技術的な作業だけでなく管理作業もみんなで 引き継ぎ コミッター クレジット プロジェクトの分裂 9 章 ライセンス、著作権、特許 使用する用語 ライセンスの特徴 GPL とライセンスの互換性 ライセンスを選ぶ 著作権の保有と譲渡 デュアルライセンスの仕組み 特許 さらなる情報源 付録 A フリーなバージョン管理システム 付録 B フリーなバグ追跡システム 付録 C なんで自転車置き場の色まで気にしなきゃならないの 付録 D バグ報告のやり方を説明した例 付録 E 著作権表示 訳者あとがき
技術、お金、コミュニケーション、リリース、ライセンス。オープンソースに特化してるかもしれないけど、一般的(?)な会社での各プロジェクトにも十分関係有る内容。
本書で、一番良かったと思ったのが「日本語の文章」。日本語版なんだから当たり前といえばそうなんだけど、英語版を日本語に訳したものって「英語みたいな日本語」で非常に読みにくい事が多い。本書は元が英語だって事が感じられない読みやすいものだった。訳者の情熱と非常な努力の結果だと思う。