basyura's blog

あしたになったらほんきだす。

残念な人の思考法 - 山崎将志

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

★★★☆☆
久々にビジネス本を読んだ。

部下からの提案に対する返事は四種類しかない。
「わかった」「ロジックが違う」「考え方が異なる」「上司の考え方自体が間違っている」
「わかった」は最高。
「ロジックが違う」はやり直しを命じる。やり方も同時に教える。これはエンジニアリング、作業の世界だから、計算ミスを直したり、不足情報を補ったりすれば正解にたどり着ける。
「考え方が異なる」場合は考え方自体を共有できるまで何度も話す。
「上司である自分の考え方が間違っている」場合は「ごめん」と謝って修正しないといけない。「ありがとう」と言えればなおよい。
p.144

コミュニケーションを取るのが相変わらずヘタクソなわけだが、ヘタクソなりにどうにかしたいとは思っている。

「やりたいことを見つけるには、やりたくないことを明確にすればよい。その上で目標を紙に書くと必ず実現する」
p.193

やりたくないことは沢山あって(ありすぎて)、基本的に拒否してきて今に至る。それが良かったのかは分からないけど、コードを書きたいという最低限の要望は通っている。
前向きにコードを書きたいのが最近の希望。障害だ原因調査だ、根本原因はなんなんだ?いつになったら直るの?って現状維持(衰退)を続ける昨今はちょっとしんどい。かといって新しいビジネスを見つけられもせず、引き継ぐ人を育てることもできず、逆に自分が引き継いでいってるのは「やりたくないことをしたくないから、ちょっとやりたくないことぐらいだったらしますよ」という逃げだったり。こんな後ろ向きなヤツがメンテしてるサービスを使ってる利用者は可哀相だと思うけど、多少無茶なカスタマイズ要望だって対応してるし、まぁいいだろ。
何がやりたくないかっていうと、人が作ったものを中身の作りも知らずに「おきゃくさんどうですかー。これすごいですよー」ってやるのと「そうですかぁ、じゃあこうはどうでしょう」って提案していくこと。それをやるのが SE なんだけど、全然適してないんだよなぁ。お客と直接ってのが合わない。
目立たなくても自分でコードを書いて送り出すほうがあってんだよね。
そしてビジネス本を何冊読んでも前向きにはなれないと思う今日この頃。後ろ向きを克服することに注力するより、前向きな部分を伸ばすことに力を入れたほうが健全なんじゃないかな。