
- 作者: 野村総合研究所城田真琴
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2009/02/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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★★★☆☆
これまでの主流であったクライアント・サーバ型コンピューティングに代わる、新しいモデルが生まれつつある。我々は皆その中にいる。しかし、人々はその大きな機会の本質を理解していない。それは、データサービスとアーキテクチャーがサーバにあるという前提でスタートし、サーバは雲(Cloud)のどこかにある。われわれはこれを「クラウド・コンピューティング」と呼ぶ。利用者は適切なブラウザ、もしくは適切なアクセス手段さえあれば、PC、Mac、ブラックベリー、あるいは開発中の新しい端末から、このクラウドにアクセスできる
ファッションの流行見たいな。今年はこれが流行るっていう、既にどっかで決まった会議の結果とか戦略を実行してるような感じを受けちゃうのは、先見性に疎いからだろうか。
クラウド・コンピューティングを利用すれば、ビジネスの正調に合わせて必要な分だけのコンピュータ・リソースを利用することができる。
ビジネスを本気で考えてる人たちにはチャンスになるんだろうな。戦略としては大きく3つ
- HaaS (Hardware as a Service)
- サーバの CPU 能力やストレージなどのハードウェアをインターネット経由で提供するサービス (アマゾン EC2 、アマゾン S3)
- PaaS (Platform as a Service)
- アプリケーション機能をインターネット上で提供するサービス (GAE 、フォース・ドットコム)
- SaaS (Software as a Service)
でもいいことばかりではなくて、セキュリティ面や、データ保存場所、作成したアプリケーションの移植性などがあったりする。
見上げればどんどん進化していくんだけど、実際自分の仕事で利用することがあるかというと謎だなぁ。一般的な SI で、じゃあクラウドしましょうなんて「はぁ?」だよなぁ。浸透するとすればクラウドが広まってある程度昇華された後に出てくる副産物的なものになるんじゃないのかなぁ。と勝手に想像。