basyura's blog

あしたになったらほんきだす。

「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム

めっちゃ面白かった。ネットを徘徊して書けるようなものではなく、実体験からなる自分史。

これほどのたくましさで生きられるのは羨ましいと思う。だったらお前も頑張れよと言われればその通りなのだけど頑張った所で期待した見返りは特に無く、なんとなく生きてしまっているのが弱さだろうし、そうなのは自分だけではないと思う。かと言って中国の人たちがみんなそうなのかと言うと疑問は残るが、本ではそうであると書かれてあるのでそうなのかな。このあたりの認識のギャップも実際の現場にいる人と海を隔てた島国でネットを通してでしか情報を得られない自分達との深い溝なんだろう。

恥ずかしながら鴻海(ホンハイ)とフォックスコン、シャープがやっと繋がった。フォックスコンは iPhone 絡みでよく聞くし、鴻海は字面でよく見るしホンハイはよく聞く。シャープがホンハイの傘下に入ったのも知っていたけど、僕の中で繋がってなかった・・・。

以下、気になった所。

「白牌」というのはノンブランドを意味する。この場合のノンブランドとは、単に無名メーカーが作ったことを意味するのではない。白紙のノートのように、後から別のブランドが書き込めるという意味だ。


白牌製品にブランドを書き込む行為が「貼牌」だ。


人民解放軍のインフラ建設部隊のエンジニアという経歴を持つ。


中国企業が日本市場向けの案件を嫌がるようになってきたことだった。日本向けは品質要求がべらぼうに高い上に、日本にしかないガラパゴス的な規制が多い。納期もうるさい。それでいて市場は小さいので数ははけない。面倒な割に儲からない日本向け案件はやらないという工場が増えつつあった。


苦に思ったことはないが、いまだに中国人のことはなかなか理解できない。