言わずとしれた牛丼屋。BSE の影響でアメリカの牛肉が輸入できなくなったために倒産するかと思いきや、新商品の開発で見事にのりきった。
数が足りないなら、すき家がそうであるように、アメリカではなくオーストラリア産を輸入すれば良いんじゃないの?と思っていたんだけど、吉野家で使用しているショートプレート(バラ肉)がポイントのよう。
アメリカでの牛肉需要の大半は、ステーキであるため、ステキーにしようとすると、脂身が燃え上がって焼け爛れて煙も上げるし、焦げたりする。
アメリカの食卓事情では、牛肉の食用には、ショートプレート以外の他の部位の方が良いのである。
これに対して
オーストラリア産牛肉は、買い難いという話が現実問題としてある。それは、アメリカ産牛肉のように、特定部位に絞って牛肉を購入すると言うことが、オーストラリア産牛肉の場合には、きわめて難しいというのである。
ということで、吉野家のニーズにオーストラリアが合わないからなんて一般人は考えたこと無いだろうな。
ものすごーく気になる所では、BSE の発生は、アメリカより日本の方が二年以上も早く 2001 年に見つかっていたという点。同年に3例、その後も増えて 2006年8月時点で 28 頭に上りコンスタントに増加し続けており、アメリカ側から見れば日本は BSE 汚染国であり、日本産牛肉は輸入禁止となっている。外国はやばいけど、国内なら大丈夫という妙な安心感をもっちゃってるんだなぁ。アメリカも同様に国内産を気にせず食べている模様。
ということで!?BSE 問題で吉野家から牛丼が無くなってから、初めて吉野家で牛丼を食べてきた。
半熟卵をのせるのが好き。