(注) ネタバレ有り
映画で気になったので図書館でレンタル。本と映画って結構違うのね。
- 映画では檜を取りに行って、それがいつ来るかといったところが割と大きな話として取り上げられていたけど本では軽く流れた感じ
- 映画では檜探しを手伝った甚兵衛が木曽義昌に切られていたが、本では檜を運ぶ際に事故で死亡
- 映画では又右衛門に娘がいたが、本では跡取り息子だった
- 映画では又兵衛が妻に「なぜ笑っている」といちゃもんをつけられたが、本では息子夫婦の間の話
- 映画では又兵衛の妻がいい味を出していたが、本ではあっさり亡くなる
- 映画では指図争いのときに他家の模型を燃やしていたが、本では息子の指図の不出来を示すために模型を燃やした。
- 映画では又右衛門が建てた感じになってたが、本では中盤に倒れてその後は息子が引き継いでいた
- 映画では台風で木組みがずれたのをロープで引っ張って直していたが、本では砲対策のために壁を分厚くしたために木組みがずれたがロープで引っ張ってない
などなど。映画は又右衛門と妻って感じだったけど、本では又右衛門とその息子の成長物語といった感じだった。有能な父の下で働き、日々起こられながら育ち、たまにひねくれたりしたが、そのうちに認められ指図全てを任せられるにまで至るというお話。最後は光秀の謀反と安土城の炎上までが書かれている。