- 作者: 門井慶喜
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: Kindle版
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天正十八年、家康は関白・秀吉から関東二百四十万石への国替えを要求された。そこは、水びたしの低湿地が多い広大な土地。家臣団の猛反対をよそに「関東に は、のぞみがある」と受け入れた家康。貧村・江戸を本拠と定め、街づくりに着手。利根川東遷、神田上水、江戸城築城……日本史上最大、驚天動地のプロジェ クトが始まった! ピンチをチャンスに変えた究極の天下人の、面目躍如の挑戦を描く快作誕生!
秀吉から国替えされた家康が「流れ」「金貨」「飲み水」「石垣」「天守」において江戸を建てる。
子供の頃はそうでもなかったけど、大人になってから歴史に興味がでてきた。 子供の頃は歴史といっても教科書の中や地元周辺から得られる情報だけだったりすのだけど、大人になるにつれて実際の土地に訪れたことがあったり、仕事や何らかで関係したりと自分の体験に紐づくことが多くなるからではないだろうか。もちろんゲームも体験として得られるのだけど、それも現実と紐付きやすく興味を持ちやすい。
利根川、隅田川とうとうの関係がよく分かってなかったのだけど、元々東京湾に流れ込んでいたのを東に曲げていったなどなど興味深い話が続く。家康がメインというわけではなく、家康からの司令を各担当者が四苦八苦しながら解決に務めるお話。