basyura's blog

あしたになったらほんきだす。

シャープ 独創の秘密 - 宮本惇夫

シャープ 独創の秘密  なぜ、“オンリーワン商品”を出し続けられるのか

シャープ 独創の秘密  なぜ、“オンリーワン商品”を出し続けられるのか

★★★☆☆

社長の先見性と社員の情熱が見事に噛み合った会社という感想。「スパイラル」と表現されているけど、ある製品・技術を生み出し、それがまた次の製品・技術を生み出す。それに情熱と高いスキルを持って答えていく技術者。カッコいいな。

「太田くん、ぜひ新しい技術に挑戦してほしい。もし挑戦し三年経ってみてだめだったらどうする?」
「・・・」
「三年経ってだめだったら、もう三年やれ」
「・・・わかりました」
「それで六年だろ、六年経ってだめだったらどうする?」
「・・・」
「もう三年やれ」
「エエッ」
「九年やって、それでもだめだったら、そのときによく考えればいい。止めるか続けるかを」

社長からこんなこと言われたら三年と言わず直ぐにでも実現しようと必死に働いちゃうんじゃないかなぁ。

亀山モデルというと、単純に亀山市でつくっている商品だからと思われていますが、先進的な環境配慮を施した亀山工場で作っている商品だから "亀山モデル" なんです。したがって環境の世紀である二一世紀に合った、素晴らしい商品ですよと訴えているんです」

液晶がヒットする前はブラウン管を自社で生産していなかったことから、「どこのものを使っているんですか?」と言われるような悔しい思いをしたという。それが液晶ナンバーワンになり、胸を張ってブランドをアピールできるようになった。それに加えて環境に対する取り組みも一生懸命。TV に貼ってあるあのシールはそういう事だったのかと。それを知れただけでも本書を読んだ価値があった。