basyura's blog

あしたになったらほんきだす。

なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか? - 上阪 徹

Chapter1 「驚きスイーツ」はいかにして生まれたか?
Chapter2 そもそもコンセプトが違う『MACHI cafe コーヒー』
Chapter3 実は「保存料ゼロ、合成着色料ゼロ」製造工場の挑戦
Chapter4 自社出資の農場から野菜を直送「ローソンファーム」
Chapter5 「健康」に配慮された食品がなにげなく、続々と
Chapter6 「Ponta」データ分析でリアルな消費行動を読み取る
Chapter7 一点集中主義、「これこそローソン」を作りたい
Chapter8 共存共栄を目指す対等なパートナー「FCシステム」 
Chapter9 「お客さまに来ていただくのではなく、お客さまに近づく」
Chapter10 ローソン誕生40周年「180日プロジェクト」 
Chapter11 ローソンは、コンビニはどこに向かうのか? 

イメージとは違っていろんなことをアグレッシブに行い、改善していってることは分かった。中の人からしたらそうなんだろうけど

  • 体に悪そうなパン類
  • 体に悪そうな弁当類
  • 生産元不明の体に悪そうな野菜類

といったイメージが拭えない。便利だから利用するんだけど。本書にもすごく良いように書かれているのだけど、ローソンのコーヒー・・・だし、それ以前にカップがすげー飲みづらい・・・し、コーヒーメーカー?の見た目も・・・だしなぁ。

プレミアムロールケーキを実際に買って食べてみたらおいしいんだけど、やっぱコンビニ感がする。
“コンビニ” っていうキーワードからくるイメージがそもそも良くないのか。

全社でも、34パーセントのヘビーユーザーで、82パーセントの売上を占めるという。

A さんがとあるコンビニに行かなくなった途端に閉店したという話があるのが、大げさな嘘というわけでもないのか。

健康を重視していますといくら主張したところで、店員さんが健康的に見えないからどうしようもない。こっちにも力を入れないといけないんでは (入れるわけないか)

引用

「コンビニ」の商品って工業的だと思われている人が多いんですよね。デザートに関しては違うんです。ほとんど手作りです。機械を使っているのは、生地を焼くときくらいで、生地を巻いて、クリームを絞って、というのも、人の手で行われています。

次々に参入があっても、本家はここだ、と伝えることができた。後追いでは、モンドセレクションに間に合わないからである。先行者優位を保ちながら、常に先を、先を考えたローソンの勝利だった。

プレミアムロールケーキについて

ローソンのあの人から買いたい、あの人の淹れてくれたコーヒーが飲みたい、といっていただけるようになった

MACHI cafe について

ローソンの弁当には、保存料も合成着色料も使われていないのだ。

保存料とは、菌が付着しても増えていかないような状態に持っていくものです。わかりやすくいえば、酸性の状態に持っていく。だから、酸っぱくなるんですね。

ローソンで販売されているアツアツのおでんの人気メニューである大根は、その大部分がローソンファーム鳥取で作られている。大山山麓の広大な畑で育った大根は、収穫されると1時間以内に工場へ運ばれる。

2013年秋、ローソンは会社のスローガンを「マチのほっとステーション」から「マチの健康ステーション」に変えている。これこそ、ローソンは何を目指すのか、という宣言だった。

コンビニを利用する人すべてが、病気や健康を気にしたりはしていない。意識をさせすぎるのも、筋違いということだ。

毎日に、無理なく、しっかり寄り添う。それを、ローソンは考えているのだ。

全社でも、34パーセントのヘビーユーザーで、82パーセントの売上を占めるという。

優秀店ほど、評価を得よう、基準をクリアしよう、とガチガチのお店はないという。楽しく前向きに取り組んでいる店が多いのだそうだ。

それまでは 100 パーセント、加盟店さんに負担していただいていた電気代を、50 パーセントずつにしました。

オーナーさんの投資意欲が高く、結果としてある一定の割合、廃棄ロスが出てしまっても、半分以上は本部負担させて抱くケースも有ります。

もう一つ、どうしてそこまでヘルスケアローソンに興味を持ってくださったのか、という背景に、後継者問題がありました。息子さんや娘さんを薬学部に出している、という親御さんが多かった。商店街の中の昔ながらの薬店を継がせるのもどうか、ということで都会で働いていた。しかし、ヘルスケアローソンになれば、息子さんや娘さんに、これを契機に故郷に戻ってこないか、という声もかけられる

特にローソンは、チャレンジしていこう、という文化が会社の中にあります。だから、何かをやろう、というときに、違和感はありません。それでは、すぐやろうと。失敗したらやめればいい。やり方を変えてみればいい。結局、その繰り返しだと思います。その意味では、ぜひ 40 周年をチャンスにしたい

コンビニのビジネスで大事なのは、細かな話を大きな視点で見ていくことだと思っていますから