basyura's blog

あしたになったらほんきだす。

織田信長のマネー革命

kindle だと、こういう「ちょっと気になるけど一回読んだらそのまま棚に眠るんだろうなぁ」って本も本棚の物理的な領域を気にせず買えてしまうのでポチッとしてしまう。

錬金術のキーワードは「寺」「城」「港」

  • 仏教寺院を迫害したこと。
  • 居城を何度も替え、新しく巨大な城を作り続けたこと。
  • 領地よりも港を欲したと。

信長は軍事力というより、経済力で敵を圧倒してきたのである

寺の利権を奪い、商業都市を各地に作り、国内外の貿易をおさえる。

特に面白かった所は長篠の戦い。織田信長・徳川家康 vs 武田勝頼の戦では、鉄砲三段撃ち(怪しいらしいが)による近代的な戦法に対して馬による古い戦法というイメージがあった。しかし経済という点で見ると、鉄砲の重要性は十分に理解していながらも揃えられない武田軍に対して、経済的に圧倒しかつ武田の経済、物流を封鎖した信長の勝利であり、経済戦争であったという点は目からうろこだった。