basyura's blog

あしたになったらほんきだす。

ユニクロvsしまむら - 月泉博

★★★☆☆
なぜこの二つが圧勝しているのかというお話。

両者には次のような共通項が生まれた。それは、「問屋に頼る必要がなくなった」とうことである。

中間業者を無くすことでコストの増加を防ぐ。当たり前に感じるけど、自分の仕事も似たようなものでとある中間会社を経由して発注が来る。もちろんうちの見積もりは経由されるのでお客に行く時に幾らになっているのか分からないことが多い。けど、その中間会社を外すってのは・・・できないだろうな。

ユニクロは完全SPA(製造小売りアパレル)企業。対するしまむらは集荷型、つまりメーカーや問屋から商品を仕入れる品揃え型小売業である。

ユニクロは自分で全部やってるから問屋なんて関係ないし、しまむらは自分が問屋のような役割を果たしていると。加えて、ユニクロは自分で作っているので在庫切れにならない様すみやかな生産ができる工場の生産ラインが確立しているのに対し、しまむらは売り切れごめんで無くなったものを追加しない。それどころか新しいものをどんどん出していく方式。

彼らが、「消費に合わせるビジネスを作った」という点に尽きる。これが結論だ。言い換えれば、「(従来の)売り手発想のビジネスを破壊した」ということである。

顧客視点のビジネスねぇ(遠い目)。