第一章 ケンカができない「さびしいピエロ」 1 人とも自分とも心がふれあわない 2 存在意義を認めてほしいけど 3 すすんでだまされる都合のいい道具 4 コミュニケーションが苦手な「ことなかれ主義」 第二章 とにかく愛されたい人の心 1 「あなたが嫌い」と言えない末に 2 自己実現できなかった自分への裏切り 3 自分でも気づかない恐怖感と憎しみ 4 対人恐怖の構造 5 受け身でいることの不幸 第三章 「嫌われてもよい」と思えば幸せになれる 1 「自分がある」人になるために 2 ひとりぼっちになる覚悟 3 心の砦をつくる方法 4 決断する覚悟の大切さ 5 思いこみを解き放て
コンビニでふと気になって購入してしまった。自分は基本的に人付き合いがおっくうな方で会社のイベントに参加する事も少なくなってしまった(以前はよく参加してたんだけど)。社内の人と交流がなくても特に気にならないどころか、あるときから距離を置くようになった感じ。
本書は例えが極端で展開が決めつけな所が多い。「〜な人は〜で、だから〜になる」といった過程を無視した、いわば偏見じゃないかと思う記述が多い。正直読んでいてあまり良い気分にはならなかった(自分と重なってみるからかもしれないけど)。
ただ、所々にこれはと思えるものがある。例えば
自分が自分を軽蔑していなければ、相手から軽蔑されることは怖くない。毅然として自分を出す。
とか
デパートにはたくさんの商品があるが、生活にどうしても必要なものはあまりない。
「これをなくしたらどうしよう」と思うが、なくしてもいきていかれる。
著者は 1938 年生まれで第一版が 2007 年。先人(といっては失礼かもしれないが)の言葉・経験として頭の片隅に留めておきたいと思う。